
どんな順番で記事構成を考えればいいの?
見出しの並べ方やコンテンツの書き方がわからない…。
記事構成はSEO記事の骨組みにあたります。
読者が迷わず読み進めるために、しっかり設計することが大切です!
この記事では、
- 記事構成の全体像の理解
- ペルソナのニーズに基づく本文の作り方
- 競合調査
- 執筆方法
など「記事構成のすべて」を、実際に手を動かしながらマスターできるようになっています!

皆さんもこの記事を読みながら実践し、記事構成の方法をマスターしましょう!
記事の全体像を把握しよう

記事には大きく分けて「6つのパート」があります。
それぞれに役割があり、その役割をフルで活かすことが必要です。
■記事の6パート
①記事タイトル
②アイキャッチ画像
③リード文
④目次
⑤見出し・本文
⑥まとめ
6つのうちで記事の本体となる「⑤見出し・本文」を作るためには、記事構成をしっかりと作る必要があります。
この記事では、自力で記事構成ができるようになることを目指しましょう!

他5つのパートについては「ライティング編」で解説しますね。
まずは記事の作りを理解し、全体をイメージできるようになりましょう。
実践!記事構成シートを使って記事構成をしてみよう

それではいよいよ「記事構成/競合分析シート」を使って、記事構成と競合分析をしていきましょう!
事前に「記事構成/競合分析シート」をマイドライブにコピーするか、Excelデータとしてダウンロードをしておいてください。
コピーする場合は下の画像のように、「ファイル」→「コピーを作成」を選び、マイドライブにコピーを作成しましょう。

Excelデータとしてダウンロードする場合、「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft Excel(.xlsx)」を選択し、パソコンにダウンロードしてください。

手順① キーワードを選定する
まずは記事のメインキーワードを決めましょう。
本来であればブログ全体図を先に考え、必要なキーワードを考える作業が必要となります。
ですが今回は「記事構成の作り方に慣れること」と「ポートフォリオ作成」が目的ですので、興味があるキーワードでOKです!
まずは「ラッコキーワード」のライトプラン(月額でOK!)に登録し、興味のあるキーワードを入力してサジェストキーワード(おすすめのキーワード)を検索します。
※もし「キーワードプランナー」や「Ubersuggest」などのキーワード分析ツールを使いたい場合は、そちらでも大丈夫です!
例として、私は「TOEIC」で検索してみました。

すると「TOEIC」を含んだサジェストキーワード・月間検索数が表示されます。

この中から好きなキーワードを選びますが、今回はロングテールキーワードを選びましょう!

ロングテールが何かを忘れた方は、「SEOのキーワード|選び方から検索意図まで分かりやすく解説!」を読み直してください。
私は「toeic 勉強法 独学」というロングテールキーワードを選びました。

選んだキーワードを、記事構成シートの「メインキーワード」に入力しておきましょう。

これでキーワード選定は完了です!
「これなら詳しく書ける」というキーワードを探してください。
手順② キーワードを検索するペルソナとニーズを考える
キーワードが決まったら「ペルソナ」を考えましょう。
ペルソナを設定しておくことで、記事で伝えたい内容がブレなくなります。
ペルソナについて復習したい人は「記事のクオリティUP!「ペルソナ」と設定方法を徹底解説」を読み返しましょう。
例えば私が選んだ「toeic 勉強法 独学」というキーワードをもとに、ペルソナを考えました!
■ 年齢
28歳
■ 性別
女性
■ 職業
一般企業の事務職(メーカーの営業事務)
→ 英語メールのやり取りが増えており、上司からもTOEICの受験を勧められている
■ 趣味
・カフェ巡り
・YouTubeで英語学習動画を視聴
・休日は友人と旅行や映画鑑賞
■ 家族構成
一人暮らし(実家は地方、都内で勤務)
■ 悩み
・英語が苦手で、学生時代に文法を避けてきた
・仕事終わりは疲れてしまい、勉強時間が安定しない
・スクールに通う時間もお金もないため、「独学でどうすれば結果を出せるか」が分からない
・TOEIC公式問題集を買ったが、使い方が分からず放置気味
・勉強法を検索しても情報が多く、どれが正しいか判断できない
■ 夢
・半年以内にTOEIC 700点を突破して、社内の昇進条件を満たしたい
・将来的には海外出張や外資系転職も考えたい
■ どんな生活を送っているか
・平日は朝8時〜18時勤務、帰宅後に夕食とお風呂を済ませてから1時間勉強
・通勤時間(往復40分)はリスニング教材で耳慣らし
・休日はカフェで2〜3時間まとめ勉強
・SNSやYouTubeで「TOEIC独学 勉強法」を頻繁に検索してモチベ維持
ここまで具体的に想像できれば、記事がとても書きやすくなります。

もしペルソナを考えるのが難しい場合、「ペルソナに当てはまりそうな身近な人」を思い浮かべ、その人のプロフィールを参考にしましょう!
考えたペルソナの詳細を、記事構成シートに記載してください。

手順③ ペルソナの顕在ニーズ/潜在ニーズを考える
ペルソナが決まったら、そのペルソナが検索で解決したい「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を具体的に考えましょう。
- 顕在ニーズ:ユーザーが自分でも認識できている、望みや解決したいこと
- 潜在ニーズ:ユーザーも自分で認識できていない、望みや解決したいこと
記事ではこのニーズを満たす必要があるので、ニーズの設定は必須です!
「toeic 勉強法 独学」のペルソナの場合、次のようなニーズが考えられます。
- 独学でTOEICスコアを上げたい
- 効率的な独学法を知りたい
- 教材の選び方を知りたい
- 勉強スケジュールを知りたい
- 他の人の成功事例を知りたい など
- 「英語ができない自分」を変えたい
- キャリアアップ・転職への自信を持ちたい
- 周囲から「努力している人」として認められたい
- 将来の不安を解消したい
- 「勉強している自分」を好きになりたい など

ニーズが思い浮かばない人は、 Yahoo!知恵袋やSNSでキーワードを検索し、実際の悩みを拾い上げてみましょう!
こうして思いついたニーズも、シートに追記します。

これでペルソナとニーズの準備は完了です!
手順④ ニーズを満たすための情報を列挙して並べる
上で決めたニーズを満たすために必要な情報を洗い出し、ペルソナ(読者)に伝わりやすい順番で並べていきましょう。
まずはあなたが知っていたり調べたりした情報を整理し、読者のニーズを満たして問題を解決することが大切です。
並べ方のコツですが、基礎的な知識を最初に説明し、その後に結論を先に提示する「アンサーファースト」を意識しましょう。
基礎知識を理解していないと、途中で理解できなくなってストレスを感じてしまい、読者が離脱してしまいます。

「前半に結論を書いてしまったら途中で離脱されてしまうんじゃ?」とも思いがちですが、知りたかったことを先に知れた方が理由や詳細まで読んでもらいやすくなります!
「toeic 勉強法 独学」での上記ニーズを満たすため、アンサーファーストでの見出し案を考えてみました!
H2:TOEICの独学勉強法を知る前に把握するべき基礎知識
H3:TOEICとは「社会人としての英語力を測るテスト」
H3:TOEICを受けるメリットは「英語力の証明」「就職や転職に有利」
H3:TOEICの勉強を独学で行うメリットとデメリット
H2:TOEICの独学での勉強法のポイントは「計画 × 教材 × 習慣化」
H3:スコア別にやることを計画
H3:目的とレベルに合った教材選び
H3:1日1時間でも継続できる習慣づくり
H2:今日からできる!独学TOEIC勉強法の3ステップ
H3:Step1|自分のレベルに合った教材選び
H3:Step2|1日の勉強スケジュール作成
H3:Step3|学習を習慣化する3つのしくみ
H2:TOEICの独学勉強法でよくある失敗と挫折しないコツ
H3:あれこれ手を出しすぎる
H3:復習をせずに「やりっぱなし」
H3:完璧主義になって続かない
この見出しであれば、顕在ニーズ・潜在ニーズ両方を満たせる内容になっていますね!
見出しタイトルの付け方は「【初心者必見】読まれる見出しのコツをプロが徹底解説!」で解説しているので、忘れた人は確認しましょう!
まずは自分の持っている知識や情報を整理し、読者の知りたいことを優先的に配置して構成してみましょう。
手順⑤ 競合記事の強み/弱みを分析して、必要な要素を取り込む
自分なりの見出し構成が完成したら、次は競合調査です。
キーワードで上位表示される上位の記事を分析することで、

・こんなニーズもあるのか!
・この情報も取り入れた方がいいな!
と気づけます。
まずはラッコキーワードを使い、上位記事の見出しを抽出しましょう!
キーワードを入力し、「見出し抽出」を選択して調査を開始します。

しばらく待つと見出しの抽出結果が表示されます。
右上の「CSVダウンロード」→「シンプル版」を押し、CSVというデータ形式で結果をダウンロードしましょう。

ダウンロードしたCSVファイルを開くと、上位記事のタイトルや見出しが載っています。

これの上位5記事のタイトルと見出し構成を、シートの「競合分析シート」に貼り付けましょう!
※Amazonや楽天、YouTubeなどは除外してください。

ここで1~5位の記事を確認し、全てに共通して書かれている情報は自分の記事にも必ず載せるようにしましょう!
その次には見出し一覧を確認したり、実際に競合ページを訪れたりして、競合記事の強みや弱みを分析します。ここは慣れです!!
私の場合、1位の記事には次のような強み/弱みがあると分析しましたので、足りない情報を足すことにしました。

これを5位まで繰り返し、自分の記事に取り入れるべき情報を整理します。
必要な情報が整理できたら、それらを先ほど作った見出しに取り入れ、最終の見出し構成を行いましょう!

そのままパクリはNG!あくまで要素を取り入れ、執筆内容はオリジナルにしましょう。
分析の結果、私の場合は赤文字の情報を追加しました。
H2:TOEICの独学勉強法を知る前に把握するべき基礎知識
H3:TOEICとは「社会人としての英語力を測るテスト」
H3:TOEICを受けるメリットは「英語力の証明」「就職や転職に有利」
H3:TOEICの勉強を独学で行うメリットとデメリット
H3:独学とスクール、どちらを選ぶべき?判断基準をチェック
H2:TOEICの独学での勉強法のポイントは「計画 × 教材 × 習慣化」
H3:スコア別にやることを計画
H3:目的とレベルに合った教材選び
H3:1日1時間でも継続できる習慣づくり
H2:【スコア別】独学でのTOEIC勉強法
H3:600点を目指す人の勉強法
H3:700点を目指す人の勉強法
H3:800点を目指す人の勉強法
H2:今日からできる!独学TOEIC勉強法の3ステップ
H3:Step1|自分のレベルに合った教材選び
H3:Step2|1日の勉強スケジュール作成
H3:Step3|学習を習慣化する3つのしくみ
H2:TOEICの独学勉強法でよくある失敗と挫折しないコツ
H3:あれこれ手を出しすぎる
H3:復習をせずに「やりっぱなし」
H3:完璧主義になって続かない
こうして最終見出し案が完成したら、記事構成シートの「H2見出し」「H3見出し」に転記していきましょう。

手順⑥ h3の内容をPREP法で書く
最後の手順です!
各h3で書く内容を、PREP法でざっくり書いていきましょう。
読者に伝わりやすい、論理的な文章執筆の方法です。
P(Point:結論)→ R(Reason:理由)→ E(Example:具体例)→ P(Point:まとめ)の順番で書くことで、説得力のある文章が書けます。
例えばこんな感じです。
■PREP法の例
P(Point:結論)
早起きは健康にとても良いです。
R(Reason:理由)
なぜなら生活リズムが整い、自律神経のバランスが改善されるからです。
E(Example:具体例)
例えば朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜も自然に眠りやすくなります。
P(Point:結論の再提示)
このように早起きは体の調子を整え、心身ともに健康的な生活につながるのです。
このPREP法の要領で、各h3の内容を書いていきます。


ここまでの下書きが完成すれば、記事全体の6割は完成したようなものです!お疲れ様でした!
あとはこの記事構成シートをもとに、実際に執筆をしていきましょう。
正しい記事構成の方法で完璧な下準備を!
「SEO記事構成の作り方」を解説しました。
ペルソナのニーズを満たすために大切なのは、次のとおりです。
- 読者の検索意図とゴールを明確にし、記事の目的を最初に決めよう
- アンサーファーストとPREP法を活用し、読みやすく論理的に構成すること
- 競合調査で得た要素を自分の記事に合う形で取り入れて充実させる!
これらを意識しつつ、シートを使って記事を設計すれば、読者に伝わりやすくSEOにも強い構成が作れます。
SEO編は以上です!
ここからは「執筆編」に入り、記事執筆に必要なコツをマスターしていきましょう!


コメント